人事のプロが語る職場のストレスが楽になる超実践

人事の(個人的)本音をひっそり語ります

メンタル弱めな人がメンタル強めな人からアドバイスを聞いても全然役に立たない話

例えばあなたが人間関係に悩んでいるとき、なにか解決策を探すと思います

それは書籍からであったり、ネットからであったり、親しい友人からかもしれません

 

そこで気づきや助言を得て、実践してみるのが正しいやり方でしょう

 

でも、もしあなたが自分はメンタル弱めだなとご自身で感じてる場合、これまで本当に有益な気づきや助言を得られてきたでしょうか

 

得られたのであれば、それはとても良いことで、幸運です

 

だいたい巷に溢れる大抵の助言は、仰る通りだけどそれが出来ないから悩んでるんですけど・・・っていうアドバイスが多いからです

 

人に嫌われたっていいんだ!そんなことより自分を好いてくれる人に目を向けよう!
いや、仰るとおりですけど・・・

 

自分が相手を嫌いだから、相手も自分を嫌いになるんだ!だから、自分から明るい挨拶で積極的に声をかけに行こう!
いや、その通りど正論なんですけど・・・

 

職場に苦手な人がいても、気にしない気にしない!その場だけと割り切って付き合えばいいんです!
いや、それが出来ればいいんですど・・・

 

助言を得たその時は、うん!そうだその通りだ!よしやってみよう!って思うんです


でも、ちょっと時間が経って思い返してみると「あ、やっぱこれ自分には無理じゃない?」ってなるんですね

 

で、また最初に戻って悩みはじめるわけです

 

このスパイラル、なんでかをお伝えしますね

 

それは、巷に溢れるこの手の助言の大半が「メンタルが強い人」が書いているからなんです

 

例えばですよ

ひろゆきさんとかホリエモンさんが人間関係に悩む方に助言をしたとしても、あなたには響かないでしょう


逆にあなたがメンタル強めな人だったら、非常に有益な助言となるでしょう

 

なんでか


メンタルが強い人は、メンタルが弱い人の真の気持ちが理解できないからです
どうしても自分基準で助言をする
当たり前ですよね

 

精神的な労災の認定基準に「ストレス-脆弱性」理論っていうのがあります


簡単に言うと、業務上のストレスの大きさとその人のストレスに対する強い弱いとの関係性で総合的に判断するっていうものです

 

要するに、業務上ストレスが大きければストレス耐性が強い人でも精神障害になるし、逆にストレス耐性が弱い人であれば業務上ストレスが小さくても破綻してしまうっていう考え方をするんですね

 

なので、同じストレス(悩み)でも、その人のメンタルの強弱によって捉え方が全然違うってことです

 

だから、自分でメンタル弱いと分かっているあなた

悩みがあって解決策を探すときにはまず「同じようなメンタル耐性レベル」の人のアドバイスに絞って探しましょう


そういう意味で言うと、親しい友人からのアドバイスはかなり有効性があると思います
親友って、だいたいあなたと同じようなカテゴリーの人が多いですもんね

 

相談できる友人がいない場合は、書籍かネットになると思いますので、じっくり吟味してください
まずは、その情報は誰が発信しているのかを確認してください

 

個人的には、女性向けの総合情報発信サイトの記事なんかは相当怪しいと思ってます
あと、ベンチャー企業のブログとか
会社の経営者がやってる悩み相談室とか
そもそも会社経営者はだいたいの人が強メンタルだろっていう

 

この時代になって、本当に様々な情報にアクセスできるようになりました
だからこそ、しっかり自分に合致した情報を選択してください

 

時間をかけてでも、メンタル弱めな人が書いた、実体験を基にしたアドバイスを探しましょう


結果的には、その問題解決の近道になる可能性が高いです

 

それではまた